度重なる戦災を免れた『浅草神社』
370年ほど前に徳川家光により建立寄進された「浅草神社」は、江戸の大火や関東大震災、東京大空襲などの被災を奇跡的に免れ、現在では国の重要文化財に指定されています。
浅草寺の観音さまとなる仏さまを見つけた「檜前浜成命」(ひのくまのはまなりのみこと)・「檜前武成命」(ひのくまのたけなりのみこと)兄弟、そしてその仏さまが観音様であると見抜いた「土師真中知命」(はじのまなかちのみこと)がお祀りされ、家内安全・商売繁盛・心願成就のご利益があるとされています。
アクセス
浅草神社は、浅草寺の観音裏と呼ばれるエリアにあります。

浅草寺本堂正面から向かって右手に浅草神社の境内が見えますよ!

・東武スカイツリーライン「浅草駅」徒歩7分
・都営地下鉄浅草線「浅草駅」A4出口 徒歩7分
・東京メトロ銀座線「浅草駅」1番出口 徒歩7分
・つくばエクスプレス「浅草駅」A1出口 徒歩10分
浅草神社を参拝しよう!
三人の神様をお祀りしている浅草神社は、明治元年の神仏分離により「三社明神社」と改めた際の名残で、現在でも「三社さま」と親しまれているんですよ。

鳥居は「神明鳥居」と呼ばれ、直線的なデザインをしています。
手前で一礼をしてから進んでいきましょう。

鳥居をくぐると正面に本殿、左手に手水舎、右手に社務所がみえます。

まずは手水舎で手と口を清めます。

お清めが済んだら本殿へお参りしましょう。
境内の見どころ
境内には他にも見どころがあるので紹介しましょう♪

まず目を引かれたのが本殿正面から向かって左側のこちらのエリア。

左手に扇の形をした石碑があります。
こちらは「扇塚」と呼ばれ、石碑の手前にあるくぼみに扇を入れ、毎年4月8日に古い扇子をお焚き上げしているそうです。

右手にあるのは『花柳壽輔碑」
『雷八田町をよけて鳴りわたる』

鳥居のそばまで戻り、神楽殿の脇に入ると恋愛成就や夫婦円満のパワースポット「夫婦狛犬」があります。

外部からの厄災を退ける狛犬は、参道をはさみ向かい合って設置されているものですが、こちらの夫婦狛犬のように寄り添う姿は珍しく、大変貴重な狛犬なんです。江戸初期に作られたそうです。

「夫婦狛犬」の手前に石碑があります。
右手の石碑は浅草出身の小説家「久保田万太郎」句碑
『竹馬や いろはにほへと ちりぢりに』
左手の石碑は久保田万太郎に師事した小説家「川口松太郎」句碑
『生きると いうこと むずかしき 夜寒かな』
境内には他にもたくさん石碑があります。「こち亀」で親しまれている「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の石碑まであるんですよ!興味のある方は是非のぞいてみてくださいね♪
御朱印

「浅草神社」の御朱印の他、浅草名所七福神「恵比寿」さまの御朱印、被官稲荷神社の御朱印を授与していただくこともできるそうです。
浅草神社情報
浅草神社 | |
住 所 | 〒111-0032 東京都台東区浅草2丁目3−1 |
電話番号 | 03−3844−1575 |
webサイト | http://www.asakusajinja.jp/ |




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