美しい景色を見て美しい心を取り戻そう!
きれいな景色が見たくて「夫婦岩」で有名な「二見興玉神社」に行ってきました。
そこには美しい景色だけではなく、心も清らかに洗われ美しさを取り戻すようなスポットがあったんです!
東京から二見へ
「東京駅」から新幹線のぞみで「名古屋駅」に向かいます。
乗車時間は1時間半ぐらい

「近鉄名古屋駅」から近鉄特急で「鳥羽駅」へ
こちらも乗車時間は1時間半ぐらい

車内に「おジャ魔女どれみ」が飾ってあって可愛い♡

「鳥羽駅」で参宮線に乗り換えて2駅の「二見浦駅」へ行きます。

「二見浦駅」に着くとかわいい飾りがお出迎え♪

二見駅を出て道路を渡ると「夫婦岩表参道」があります。
ここから徒歩で20分ぐらいの場所に夫婦岩のある「二見興玉神社」があります。

二見興玉神社
神社の入口に到着〜
着いてみてびっくり「とにかく風が強い!」です。

目の前が駐車場になっているので車に注意してくださいね!

案内板や石碑があるので見てみましょう〜
二見興玉神社由緒 |
祭神 猿田彦大神 宇迦之御魂大神 |
垂仁天皇の御代皇女倭姫命天照皇大神の神霊を奉載して此の二見浦に御船を停め神縁深き猿田彦大神出現の神跡である海上の興玉神石を敬拝し給う 即ち夫婦岩に注連縄を張り拝所を設けたが其后天平年間僧行基興玉社を創建す 明治に至り宇迦御魂大神を合祀して二見興玉神社と称する 古来日の出の名所としてまた伊勢参宮の禊所として有名である |

中村九一の石碑 |
いつみても かはらぬ伊勢の 二見岩 夫婦はなかよく くらせといふらん |
元大阪経済大学教授 本名 中村九一郎の献歌で、いつ訪れても変わらない夫婦岩の均整のとれた美しさに夫婦和合の励ましを受けるという歌です。

二見浦と浜参宮 |
夫婦岩(立石)沖には、現在は海中に没していますが、神様が寄り付く岩・興玉神石があり、この周辺の立石浜は、神々のいる常世の国から寄せる波が最初に届く聖なる浜として信じられてきました。 神仏に参拝する時、水を浴びて身心を清めることを垢離と言いますが、古来立石浜は伊勢神宮の禊場(垢離場)として人々の信仰を集めてきたのです。神領民は勿論、全国から来られる方々も、外宮から内宮へ廻る神宮参拝や神事に参加する前にこの浜で禊をするのが慣わしです。このように事前に禊のために立石浜を訪れてお祓いを受けることを「浜参宮」と言います。 本来は実際に海水に浸かって禊をするのですが、現在では、二見興玉神社に参拝し、興玉神社より採取した無垢鹽草で身を清めるお祓いを受ける浜参宮が一般的です。 第62回 神宮年遷宮浜参宮受入委員会 |
「伊勢神宮」参拝の前には「二見興玉神社」に訪れ、心身を祓い清めるのが習わしだったんですね!
第一鳥居・第二鳥居

「第一鳥居」の前で一礼をして進んでいきましょう。

右手に注意板があるので読んでおきましょうね!
注 意 |
一、神域の清浄に協力して不潔にならぬよう注意しましょう 一、神林の樹木を愛護しましょう 一、神域の魚鳥を捕まえることは慎みましょう 一、神域内に車馬を乗り入れることを遠慮しましょう 二見興玉神社社務所 |

一番鳥居を進み、左手には「君が代」の詞にある「さざれ石」と「山口誓子の石碑」があります。

「さざれ石」は岐阜県揖斐郡春日村の産である学名石灰質角礫岩で平成15年に奉納されたそうです。
君が代石碑 |
君が代は 千代に八千代に さざれ石の巌となりて 苔のむすまで |

「山口誓子の石碑」には、詩人 山口誓子が参拝した際に夫婦岩の間に富士山が見えたと宮司から聞いたのを歌にした歌が刻まれています。
山口誓子の石碑 |
初富士の 鳥居ともなる 夫婦岩 |

心がほっこりする案内板ですね〜♡

「第一鳥居」を進んでいくと「第二鳥居」が現れます。こちらも一礼をしてから進んでいきましょうね。
天の岩屋

第二鳥居を進むと「天の岩屋」があります。

古来より、日の出を拝む夫婦岩とともに日の大神がお隠れになった天の岩屋として伝えられ、崇拝されているそうです。
手水舎
猿田彦大神の神使としてお祀りされている「二見かえる」です。口から出る清水でお清めしてから神前へと進んでいきましょうね。

水の中に鎮座する蛙は願掛けカエルなんです!向かって右手のカエルは男性が、左手の子沢山カエルには女性が水をかけると、御神恩をいただけるそうです。

夫婦岩まであと少しです!
本殿・拝殿

まずは本殿にご挨拶しましょう。

興玉大神 御名 猿田彦大神を主祭神に、古来より邪気を祓い清め、災厄を除く福寿の神が祀られています。
日の出遥拝所

日の出遥拝所は身心を清める場所です。
清い暁の潮風に心身を清めると、最も清浄な気持ちになると言われています。

輪注連縄(禊祓) |
輪注連縄で身体をさすり身のけがれや身体の悪いところを輪注連縄に託し中央へお納め下さい 初穂料300円 |
蛙の奉献
境内にはたくさんのかえるを見つけることができます。
旅の安全、航海の安穩を祈念して無事にかえるの願いからでたものと伝えられていて、現在も「無事にかえる・お金がかえる・物事がかえる」というご利益があるそうです。

夫婦岩・興玉神石
遂に夫婦岩が間近で見えるスポットに到着!
近くで見ると景色の美しさがパワーアップ! 更に波の迫力も加わり、力強さを感じます。
5月〜7月には、夫婦岩の中央から昇る朝日を最も綺麗に拝むことができるのだとか・・・

大きい方の岩が男岩で、高さは9m。小さい方の岩は女岩で、高さは4m。そして、大注連縄は35mあります。日の大神と猿田彦大神縁の「興玉神石」を遥拝する鳥居の役割もしているんですよ!
「興玉神石」は、夫婦岩から東北に700m先の海中にお鎮まりになられる霊岩で、現在は船でないと拝むことができないそうです。
かえる岩
烏帽子岩と呼ばれていた岩でしたが、上部がかえるの姿をしていることから「かえる岩」と呼ばれるようになった岩です。

確かに「かえる」のように見えますね!
「二見かえるの御神威の現われ」とされているそうです。

禊 橋・契りの松
夫婦岩を拝み、更に先へと進んでいくと「禊橋」があります。

橋を渡ると「契の松」が現れます。

立派な松ですね〜

契の松 |
江戸時代末期お蔭参り、抜け参りと伊勢参詣が最も賑わった頃、阿波国(徳島県)より若い男女が、この二見浦の浜で身を海水に浴み塩垢離(みそぎ)をし、着物を松の木にかけて結び、夫婦の契りと子孫の繁栄を祈願したところから「ちぎりの松」と呼ばれている。 昭和28年9月25日台風13号により流失したままであったが、平成3年5月23日ここにおよそ40年ぶりに昔ながらに再現したものである。 |

「契の松」後ろ絡みた様子
紫峡の石碑・青畝石碑
契の松を背に更に進んでいくと石碑があります。

紫峡の石碑 |
夏至祭の しののめ明り 夫婦岩 |


青畝石碑 |
大初日 二見の巌を 抱擁す |
青畝は参拝し朝明けの気分は海から受ける水平線が色付いてくる。まもなく太陽の顔が現れた、海が一斉にきらめいた。同時に夫婦岩が直射されて尊厳な存在を写した。思わず二拝二拍手一拝をしている。この太陽の最高は元日の初日であろう。万象の始まりを感じるのである。 |
龍宮社
まだまだ先に足を進めていくと「龍宮社」がありました。
往古この郷に津波襲来し郷人が困窮したことにより、海の守護神と仰ぐ綿津見大神を勧請して奉祀されたそうです。

陰暦5月15日の祭事では「きゅうり・なす・みる・おご・まつ菜等」が供えられます。「津波が急にきたら見るな、待つな、おごるな」という先人の教えが今もしっかりと生きています。



龍宮社の目の前に広がる砂浜を歩きながら、広がる美しい景色や波の音に、まるで身心が現れるような・・・そんな気持ちになりました。
神社外苑から二見駅へ
神社外苑まで戻り二見駅に向かいますが、その前にちょっと寄り道して橋から景色を見ることに!

目の前に広がる海。波が高くて迫力満点!夫婦岩が小さく見えます。

振り向くと夕日が海を照らしていてキラキラ☆

向こうに見えるのは神社外苑ですね!

さて、景色を堪能したら気合を入れて神社外苑から「二見浦駅」へと向かいましょう!

駅が見えてきました。
夫婦岩のような形をしていたんですね!

切符を買おうと思ったら販売機がなく、駅員さんもいないので不安に思っていたら・・・

二見浦駅をご利用のお客さまへ いつもJR東海をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。 二見浦駅は無人駅のため、きっぷの発売は行っておりません。 列車にご乗車された後、車掌からお買い求め頂くか、お降りになる駅にてご精算ください。 JR東海 伊勢市駅長 |
列車を降りるときに精算しました◎
二見興玉神社情報
御朱印は社務所にていただくことができます。
毎月23日(二見の日)は、通常の御朱印に加え昭和初期の御朱印を復刻した限定御朱印を授与していただくこともできるんですよ!


二見興玉神社 | |
ご利益 | 縁結び・夫婦円満・交通安全など |
住 所 | 〒519-0602 三重県伊勢市二見町江575 |
電話番号 | 0596-43-2020 |
参拝時間 | 7:30−16:30 |
まとめ
二見興玉神社で夫婦岩を拝み、美しい景色を堪能し、身も心も清められたような・・・そんな気持ちになりました。伊勢神宮参拝の前や、心が疲れた時に、また訪れたいなぁと思うようなスポットでした♪

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