喜多院に行ってみた
長かったコロナウィルス感染症の影響による自粛生活・・・
5月末より徐々に解除されていき、6月19日(金)ついに全国で、県をまたいでの移動制限も解除されました
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というわけで、記念すべき移動制限解除をされてはじめての週末に「川越」(埼玉県)に行ってきました。
そもそも喜多院って?
喜多院は、30年(天長7)に創建した天台宗の寺院であり、川越大師とも呼ばれています。
徳川家康の信任を得ていた天海僧正が第27世住職になると、幕府からの厚い庇護を受け、江戸城から豪華な壁画や墨絵で装飾された「客殿」と呼ばれる家光誕生の間や、3代将軍家光の乳母として知られる春日局が使用していた「書院」と呼ばれる春日局化粧の間などが移築されました。
江戸城ゆかりの建造物に加え、山門・鐘楼門・慈眼堂などが重要文化財に指定されています。また隣接して、駿府で没した徳川家康公の遺骸を日光山へ運ぶ途中で法要が行われたことから建設された日本三大東照宮の一つである「仙波東照宮」もあり、江戸時代の香りを色濃く残す徳川家とゆかりの深いお寺です。
日本三大羅漢の一つに数えられるこちらの五百羅漢は、人間の喜怒哀楽をよくとらえた様々な表情の石仏群でおよそ540体が境内に並んでいます。普段は見学可能ですが、コロナウィルスの影響で私が伺った時は中止していました。
喜多院に行ってみよう
喜多院は ・電車でJR川越駅から徒歩約20分 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約15分
・車で 関越自動車道 川越ICより約20分 圏央道「川越IC」より約19分
の場所にあります。


喜多院参道

さっそく喜多院に入っていきましょう!
喜多院境内

広い敷地!
案内板で場所を確認・・・
入り口から右回りに紹介していきます。
水 屋

まずは「水屋」で手と口を清めたいところですが、コロナウィルス感染症の影響で、手桶は置いていませんでした。
多宝堂

「多宝塔」
入口からすぐ右手に見える目を引く建物です。

[県指定・建造物 多宝塔
「星野山御建立記」によると、寛永十五年九月に着手して翌十六年(一六三九)に完成、番匠は平之内大隅守、大工棟梁は喜兵衛長左衛門だったことがわかる。この多宝塔はもと白山神社と日枝神社の間にあった。明治四十五年道路新設のため移築(慈恵堂脇)されたが、昭和四七年より復元のため解体が行われて昭和五十年現在地に完成した。多宝塔は本瓦葺の三間多宝塔で下層は方形、上層は円形でその上に宝形造の屋根を置き、屋根の上に相輪をのせている。下層は回縁を回らし、軒組物は出組を用いて四方に屋根を葺き、その上に漆喰塗りの亀腹がある。この亀腹によって上層と下層の外観が無理なく結合されている。円形の上層に宝形造の屋根を載せているので組物は四手先を用いた複雑な架構となっているが、これも美事に調和している。相輪は塔の頂上の飾りで九輪の上には四葉、六葉、八葉、火焔付宝珠がのっている。この多宝塔は慶長年間の木割本「匠明」の著者が建てた貴重なる遺構で名塔に属している。
昭和五四年三月 埼玉県教育委員会 川越市教育委員会] 案内板より
徳川家光公誕生の間・春日局化粧の間・五百らかん

「徳川家光公誕生の間・春日局化粧の間・五百らかん」
[新型コロナウィルス感染症の拡散防止のため
[しばらくの間 拝観お休みいたします。
なお、本堂・駐車場は 9:00〜16:00
売店は 10:00〜16:00に短縮しています。
くわしくは、喜多院ホームページをご覧ください。 喜多院]
と張り紙がされていました。


拝観できず残念・・・


水琴窟
心地の良い音が聞こえてきたので振り向くと水琴窟がありました↓

[
「水琴窟」(すいきんくつ)
かめの底に溜まった水面に水滴が落ちると、かめの空洞に反響する音色が琴に似ていることから「水琴窟」と呼ばれるようになったそうです。
大黒天

小江戸川越七福神「大黒天」

食を司る台所の神です。くろ(黒)くなってまめ(魔滅)に働いて大黒天を拝むと大福利益が得られます。
慈恵堂

「慈恵堂」
比叡山延暦寺弟18代座主の慈恵大師良源(元三大師)を祀る堂宇で、喜多院の本堂として機能し、中央に慈恵大師、左右に不動明王が祀られています。

松平大和守家廟所

「松平大和守家廟所」

[市指定・史跡 松平大和守家廟所
松平大和守家は徳川家康の次男結城秀康の五男直基を藩祖とする御家門、越前家の家柄である。川越城主としての在城は明和四年(一七六七)から慶応二年(一八六六)まで、七代百年にわたり、十七万石を領したが、このうち川越で亡くなった五人の殿様の廟所である。
以下省略 平成五年三月 川越市教育委員会] 案内板より

どろぼうばし


苦ぬき地蔵尊

「苦ぬき地蔵尊」
釘抜地蔵尊とも呼ばれ、すべての苦しみを抜き取ってくれるそうです。
慈眼堂

仙波東照宮の方に向かうと長い階段があります。

階段を上がると「慈眼堂」があります。

[重要文化財・建造物 慈眼堂
天海僧正は寛永二十年(一六四三)十月二日寛永寺において入寂し、慈眼大師の諡号をおくられた。そして三年後の天保二年(一六四五)には徳川家光の命によって御影堂が建てられ、厨子に入った天海僧正の木造が安置されたのが、この慈眼堂である。一名開山堂ともよび、桁行三間(五・四五m)梁間三間で、背面一間通庇付きの単層宝形造、木瓦葺となっている。宝形造は、四方の隅棟が1カ所に集まっている屋根のことで、隅棟の会するところに露盤があり、その上に宝珠が飾られている。
平成三年3月 埼玉県教育委員会 川越市教育委員会] 案内板より
鐘楼門

「鐘楼門」
二階建ての階上に梵鐘(ぼんしょう)を吊す鐘楼門は重要文化財であり、梵鐘は国認定重要美術品です。
山 門

「山門」北東の入り口にあります。
天海が寛永9年(1632年)に建てた。川越大火の際、奇跡的に焼失を免れました。喜多院で現存する最古の建造物です。
おわりに
コロナウィルス感染症の影響により、拝観やイベントが中止されていたり、時間短縮、水屋の手桶を置かない、また、本堂参拝のお願い事項としてマスクの着用、手指の消毒、本堂への入堂は祈願者本人のみ、発熱のある人は入堂しないようになどと今までにはない変化がありました。コロナウィルス感染症に気をつけながら生活をすることは、2020年6月の今となっては当たり前のこととなりましたが、だからこそ、今まで何気なくできてきたことを改めて気づくことができ、一層ありがたみを感じることができました。
喜多院はとても広く、見どころも満載な故、知れば知るほど奥の深さ、歴史の深さを感じました。拝観が再開したら、また是非伺いたいです (о´∀`о)

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