九份への道のり
中国語も英語も話せない
40代女性のド素人のひとり旅
はじめての台湾・・・
下調べもきちんとせずに、無謀とも思える九份までの道のり
果たして無事にたどりつくのだろうか・・・
失敗の連続と、思いもよらなかった出会いのおはなし〜
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・九份に向けて
午前中に出かける予定が朝市に夢中になってしまい、午後になりお腹も満たされたところでいよいよ九份に出発することにしました。
「なんとかなるさ!」の良いような悪いような性格で、きちんと調べもせず、スマホの地図アプリも使いこなせず、言葉もわからず・・・
取り敢えず、それまでほとんど利用していなかったwifiをカバンに忍ばせます。
九份に行くには、まず「台北駅」から「瑞芳駅」を目指さなくてはならないという第一関門があります。ルイファンと読むのですが、当時は調べもせず・・・
台北駅で「瑞芳駅」と書いたメモを駅員さんに見せると、どの電車に乗れば良いのかを教えてくれたのですが、何となく人の流れについて行ってしまうという私の悪い癖が・・・
・ここはどこ? その1 「樹林」
暫くしてついた駅はこちら・・・
「樹林」・・・?

方向が違うという事に気づき、電車を乗り換えます。
瑞芳駅方面に向かう電車に無事に乗り換えることができたのですが、急に睡魔が!!!
がっつり寝てしまいました・・・
気付いた時には外が真っ暗!

・ここはどこ? その2「暖暖」
wi-fiを持参していたので、検索をすることはできますが、地図アプリの使い方を知らないので自分の居場所がどこなのかわかりません。
確認するために電車を降りました。


景色は綺麗なんだけどな・・・

陽気なおっちゃんの看板に励まされます ( ´Д`)y
何かヒントを見つけなくては・・・
するとヒントがありました!

「暖暖」
なんだ〜 あと少しだったんだ!
来た電車に乗り込みます!

・ここはどこ? その3「八堵」
着いた場所は・・・

「八堵」 うそ!逆!!
もう泣きそう 。・°°・(>_<)・°°・。
疲れたし・・・
諦めて帰ろうか・・・
いや! 帰らない!
きっとあと少しのはず!!
どうにかこうにか、やっとの思いで何とか瑞芳駅に到着!
九份の文字が嬉しい!!

バス停までの道のりはスクショの通りに歩き、無事に到着。あと少し・・・

バスに乗り込み、ホッとしたのも束の間・・・
このバス、めっちゃ荒い!
狭い道を猛スピード!
「となりのトトロ」のねこバスみたい (o^^o)
YouTube/「九份に向かうバス」 乗った気分を味わってみてください
これで無事に九份に到着!「千と千尋・・・」の綺麗な景色が見られる!
・・・はずでした。
私の悪い癖が出なければ・・・
降りようしていたバス停で降りる人が少なかったので、不安になってしまい降りるのをやめてしまったのです。
そして、多くの人の流れに合わせるように降りたバス停・・・
またしてもここはどこ?
・ここはどこ? その4「金瓜石」
バス停を降りた人たちは、各々が別々の方向に歩いて行ってしまいました。

地図を見ても何が何だかわからず・・・

こうなりゃ野生の勘!
取り敢えず歩いてみました。

しかし、道は暗くなる一方・・・
ついには灯りが殆ど無くなってしまいました。
・優しさが染みる
体力も気力も限界に近づいた頃、ポツンと看板のような灯りを発見!
足元が真っ暗な坂道を一気に駆け下ります。
もう実写版ジブリを一人で演じているかのようです (T ^ T)
息を切らせながら看板に近づきます。

カフェだ! 助かった!
しかし、この時間に訪れる客がほとんどいないのか、店内に入ると驚いた表情の店員さん。
英語とカタコトの日本語で話してくれました。
どうやらカフェ兼ご自宅のようで、店員さんはこの家のお母さんでした。
「九份に行きたい」と話すと「今から?冗談でしょう??」という表情で驚かれました。時計を見るともう8時・・・ここでようやく諦めることにしました。
「バス停まで送ってあげる」
「今は忙しいからちょっと待っていて」
というような事を、英語と日本語そしてジェスチャーで一生懸命に伝えてくれたお母さん。
お言葉に甘えさせてもらうことに・・・
コーヒーを注文して、待たせてもらうことにしました。
すると、コーヒーとともに、一緒に「食べて」とマドレーヌをくださいました。
こんなに親切にしてもらって良いのだろうか・・・
優しさが心に染みます (T . T)

お母さんは夕飯の支度に大忙しでした。
家族がだんだん集まってきます。
するとお父さんがご帰宅!
そして、お母さんに事情を聞いたお父さんが、私をバス停まで送ってくださることになったのです。
お母さんにお礼を言い、車に乗り込みました。
バス停に着き、お礼を言うだけでは物足りず、何かないかとバッグを探すと、朝市で買ったヘアーアクセサリーが!
お父さんに「お母さんに渡してほしい」とジェスチャーとカタコト英語で伝えると「そんな そんな」みたいな仕草をされましたが、お願い!受け取って!
「それじゃあ」という優しい笑顔で受け取ってくれました。
お父さんに別れを告げバスに乗り込みます。

電車に乗り換え・・・

帰りは驚くほどあっけなく!スムーズに帰ってくることができました。
九份には行かれませんでしたが、またしても親切な台湾人と触れ合うことができました。
なんだかスゴイ1日でした。
何とかなるだろう…では何とかならないことを実感。
何ごとも準備は大切ですね!
九份・・・
いつかリベンジするぞ!



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