多くの神さまに会いに行こう!
「田無神社」は東京都西東京市にあり23区内ではありませんが、都内の行ってみたい神社ランキングに選ばれるほどなんです!
小説家の五木寛之さんが大学生の頃、社殿の床下を住処にし「あちこちの神社にお世話になったが、最も快適だった。」とも述べられています。
さっそく田無神社へ行ってみると、そこには実に多くの神さまがいらっしゃいました。
そこで、今回は田無神社にお祀りされている神さまやパワースポットをご紹介します。
アクセス

・西武新宿線「田無駅」より徒歩5分
・JR中央線「吉祥寺駅」より「花小金井」行きバスで「田無3丁目」下車 徒歩1分
・JR中央線「三鷹駅」より「北裏」行き、または「田無橋場行き」バス「田無3丁目」下車 徒歩1分
・参拝者用駐車場あり
田無神社とは?

御由緒
田無神社とは…
創立は不詳ですが、鎌倉期には創建され、谷戸の宮山に鎮座され、尉殿大権現と呼ばれていました。
徳川家康が江戸幕府を開くに当たり、城や街の壁を建造するのに必要な大量の石灰を青梅の地に求め、青梅街道を開きました。そして人々は宿場町「田無」を造営し、青梅街道沿いに移住してきました。その際に宮山に鎮座する尉殿大権現を元和8年(1622)に上保谷に分祀しました。正保3年(1646)に宮山から現在の場所に分祀、更に寛文10年(1670)には、宮山に残っていた尉殿大権現の本宮を遷座し、明治5年(1872)に熊野神社、八幡神社を合祀し【田無神社】という社名になりました。
御祭神・ご利益
尉殿大権現「級津彦命」(しなつひこのみこと)と「級戸辺命」(しなとべのみこと)
雨と水と風を司る「金龍神」として顕現され、東西南北にお祀りされている青龍神・白龍神・赤龍神・黒龍神の中心となって、「五龍神」としてあらゆる災難を祓い除けてくださいます。
主祭神「大国主命」(おおくにのみこと) 厄除け・商売繁昌・学業成就・病気平癒・縁結びなど…
「須佐之男命」(すさのおのみこと)・「猿田彦命」(さるたひこのみこと)「八衢比古命」(やちまたひこのみこと)・「日本武尊命」(やまとたけるのみこと)・「大鳥大神」(おおとりのおおかみ)・「応神天皇」(おうじんてんのう)国内諸神もお祀りされています。
境内の様子とパワースポット
こちらが境内案内図です。
決して広い神社ではありませんが、見どころが満載なのでエリアごとに紹介していきます。

一の鳥居・二の鳥居・龍神の道エリア
青梅街道沿いに一の鳥居があります。

鳥居の前で一礼をし、目の前の階段を登ろうとしたところ何やら案内板が…

この石段と石垣は、江戸初期の職人が手で削り、ひとつひとつ合わせていったのだそう。
赤龍

階段を上っていくと右手に「赤龍」の案内があります。

さっそく行ってみることに…

こちらが「赤龍」です。
南方守護であり、勝運向上・成績向上にご利益があるとされています。
狛犬

さて、龍神の道を進んでいきましょう。

狛犬がお出迎え。それぞれの狛犬の足元に小さい狛犬がいるんですよ〜♪
賀陽家屋敷稲荷神社

狛犬を過ぎて左手には田無の村医だった賀陽玄節(かやげんせつ)邸の「賀陽家屋敷稲荷神社」があります。

田無周辺の医療と教育の発祥の地である賀陽玄節邸は、現在の「コール田無」に位置します。

白龍

「賀陽家屋敷稲荷神社」の鳥居の隣に「白龍」がいらっしゃいます。

こちらが「白龍」です。
西方守護で、金運向上・良縁成就にご利益があるといわれています。
道祖神
「白龍」の向かい側に「結び所」があり、赤いひもが沢山結ばれていました。

こちらには「道祖神」がいらっしゃいます。
災難防止のために道の辻や集落の境に祀られる神さまで「猿田彦大神」と妻神の「天鈿女命」(あめのうずめのみこと)が祀られています。

その仲睦まじいお姿から、縁結びや子孫繁栄のご利益があるとされているんですよ〜。
手水舎
こちらが手水舎です。

手水舎にも龍がいらっしゃいます。

「直接手を差しのべ 手水をお受け下さい」と書かれていました。
参集殿

「二の鳥居」を進んでいきましょう。

すぐ左手に国登録有形文化財の「参集殿」がありました。

中に奉納品の「九頭龍」が飾られていました。
本殿周辺

本殿へご挨拶に行きましょう。
本殿・拝殿・金龍
田無用水跡に架かる「神橋」を渡り、拝殿へ向かいます。

こちらにも狛犬が!

可愛らしいお姿をしていらっしゃいます♡

足を進めていきましょう。

こちらが「大国主命」の祀られている本殿・拝殿で、中には「金龍」がいらっしゃいます。
「二拝二拍手一拝」でお祈りしましょう。
御神木

社殿の隣に立派な御神木があります。

「金龍木」という銀杏の御神木で、「ご神気をお授り下さい」という札があります。

社殿前には「青龍木」「赤龍木」「白龍木」「黒龍木」の御神木がありました。
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